あいまいなねむりのなかで

ときめくかときめかないか

あの頃の線

もう何年も絵を描いてるけど白紙を前にするといつも不安がある、良くしていこうと手を動かす、自分の内側から出てくる発想を頼りに真っ白な世界と闘う、なにか描いてみる、何も決めずにやった方が楽しい、でも時々手が止まって考えてしまう事がある、そういう時の絵は良くない、ここはこうしてああしてっと頭の中でぐるぐる考える、理屈でやってるとつまらなくなる、平気でやりたい

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子供の頃にお気に入りだった絵本を引っ張り出して見てみたら、鉛筆で落書きされていた、今だったら絶対にこんな事はしないし、当たり前に綺麗にキチンと扱うだろう、子供だったから絵本を見て感化されて描き込んでしまったんだと思うけど、その線がめちゃくちゃ自由に感じた、こんな気持ちの頃があったんだな、大人になった今の自分は、その心を取り戻そうとしてるみたい、おもしろいじゃないか

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