あいまいなねむりのなかで

ときめくかときめかないか

chain

夕方に自転車で何処かへ行きたくなって、とりあえず行ったことのない遠くのブックオフにナビをセットして走った、途中の景色を眺めながら時々写真を撮る、描きたいものをいつも探してる、ナビって一番無駄の無い無難なルートを提示してくれるんだけど、その通りに走るのはものすごくつまらなくて、だいたい道路の車がびゅんびゅんで人も多い大通りを行けってなるから、方向だけ参考にしながら狭い道とか面白そうな道、何かよくわからないけどこっち曲がってみようとか、寄り道をたくさんして、そうすると良い景色に出会えたりする事が多い、帰り道、空はもう真っ暗、走っていたら自転車のチェーンが外れたので直していたら、通りがかりのおじさんが声をかけてくれた、灯りつけましょうかって言って、携帯のライトで僕の手元を照らしてくれた、前に自転車をやっていたのでほっとけなかったとの事だった、チェーンを直しお礼を言うと、気をつけてねと言っておじさんは去って行った、見ず知らずの人の優しさに触れて感動した

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いつもと違う事をしようと思って今日は近所の銭湯に行ってみた、湯煎の中で足を伸ばせるのは素晴らしい、何故だか風呂上がりに外に出ると全然違う気分になる、風の気持ち良さをよく感じられる、魔法にかかったような、修学旅行で風呂入った後の雰囲気や学校のプールの時間の後の教室みたいな、みんな髪がちょっと濡れてたり、水やお湯にくぐった後の人間は明らかに何か違う気がするのは昔から思っていて、やっぱりずっと陸にいるんじゃダメで、川や海に帰りたくなるというか、本能が擽られるような、不思議な感覚

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